志半ばで(仕事としての)歌う場所、環境がなくなって
夢見てきた事と現実とのギャップを
身をもって経験して。。。
その頃から
「同じ経験を二度としない為に、もっと上手くならないと!」
「どうしたらもっと歌が上手くなるんだろう?」
「海外のシンガーの、あのダイナミックな歌声はどうしたら手に入るんだろう?」
とそれまでよりもっと深く考えるようになりました。
毎日のように、何がどう違うんだ??????と
それだけが、頭の中をぐるぐるぐるぐる…
そして、ある一つの答えが私の中に出たんです。
それは『響き』でした。
歌姫と呼ばれる彼女たちは、身体の奥深い場所から出てるような響き。
でも自分の声は正直、浅かった。
「奥底から湧き出るような、深いあの響きが欲しい!!」
響きの違いに気付いてからは
その声の出し方を教えてくれるトレーナーさんを探したり
動画で調べたり
「この人みたいな声出したい」と思うアーティストの歌を
一から聴き直して、自分の体の使い方を色々と探ってみたり。。。
思いつく事は本当に何でもしましたよ~。
ただ、それを何年続けても
何か掴めた!という実感はなくて。
トレーナー探しも「何が何でもこの人に習いたい!」
っていう人に、今の師匠に会うまでは出会えなかったしね。
先輩たちや周りの人から「外国の人とは、骨格とかがそもそも違うからね~」
と言われ私もその頃は、本気でその言葉を信じてたんです。
「海外の人とは話す言語も違う=普段の喉の使い方が違う。
骨格も違うし、きっと私は日本人に生まれてきた時点で
海外のアーティストのような声を手に入れることは無理だって、もう決まってたんだろうな…。
(歌の事だけを言えば)何で私は日本人に生まれてきたんだろう…」
って勝手に思い込んで、自分の限界を決めて、自分自身を責めてました。
しかも四六時中。睡眠中以外の時間、ずっとですよ?
出口を示す光が見えなくて
意味もなくその辺を、ただウロウロしてるような毎日。。。
今になって笑い話みたいに思えるけど
ホントにしんどかった~あの頃は。
日本人であることも、否定し始めるんだからね…汗
自分が生まれた国が、世界に誇れるところや良い所、たくさんあるのに。
でもベルティングに出会えた今、全くそんな事思ってないので
ご安心ください。笑
ベルティングを習得する過程で
自分を大事にすることの大切さに気付き、今でも新たな発見や学びの毎日です♪
さてそんな時期に、とあるボイスレッスンに誘われて
受けることにしたんですが。。。
『挫折があるからベルトできる③』に続く…