先日、ある方からお問い合わせがありました。
「初回のレッスンでほとんどの人がベルティングが出来るようになったと
ブログでもよく書いてますが、レッスンは継続していったほうがいいですか?
1回受けるだけじゃダメですか?」
という内容。
今回はベルティングのレッスンを継続させていくことを、
富士山の登頂に例えてお話していきますね。
ブログやインスタストーリーなどでも、私はよく
「初回の1時間レッスンで、ベルティングのコツを掴んで帰られました!」
と紹介しています。
これは本当の話。その劇的な変化に皆さんに本当に満足して頂いています。
私も、生徒さんの変化が起きるその瞬間がとても好きです♪
登頂成功までの過程
ベルティングの完全マスターを
富士山の頂上からご来光を拝む事に置き換えてみましょう。すると
それまでの道のりは大まかに、このように分けられるでしょう、、、
A:富士山という山をテレビや写真で見たことある
B:富士山を実際に(遠くからでも)見たことがある
C:富士山の登山口である五合目に到着。これから山頂に向けてスタート!
D:七合目~八合目。山頂まであと少し!
E:登頂成功!ご来光を拝めることができた!
Aは、ベルティングというキーワードは耳にしたことがある。
けど実際にはどんなものなのかは、あまり良く分かっていない。
Bは、実際にベルティングの響きを聴いた。
「すごい!こんな声が出せたらないいな~」と憧れを抱いている。
そしてC。初めてベルティングのレッスンを受けてコツを掴んだ方々は
この5合目まで行き「さぁ頂上へ向けて行こうか!」という段階です。
ここ(C)まで来られるのは本当に凄いことなんですよ!
目標を達成するための大きな1歩を踏み出したんだから!
それを決断し行動に起こすには、
迷いや不安もある中で勇気を出し、ものすごいエネルギーが必要だからね。
ですが問題はここから。
五合目まで来たことで満足する人もいるとは思いますが
まだまだベルティングの”コツを掴んだ”レベルなんです、実際。
むしろ、ここからの道のりがすごく重要で、、、
前にもブログで、ベルティングを習得するとその後
様々な課題に直面することになると書きました。
例えば
ある一定の言葉で喉が力んでしまう。
ベルトした状態でのロングトーンができない…
レッスン中は出来てたのに、だんだん出来なくなった(分からなくなった)など。
そこでみなさんは
身体や頭に刻み込まれてきた記憶を書き換えたりする作業や
それまでの先入観や固定概念を捨てる事と
向き合っていかなくてはいけません。
もちろんレッスンを終え、家での個人練習で確実に前へは進めます。
その一方で、例えば
「お伝えした練習方法を、効果の薄いやり方でやっていた」
「ベルティングだと思っていたけど、実は違った(裏声ミックスだった)」
ということも、実際に起こっているんです。
↑実は私もこれ、経験してます。ですが私の場合は
2週間おきにレッスンを受けていたので、大きく横道外れる…
という事はなく済みました。まさに「助かった…!」です。
本来の登山道から知らぬ間に外れてしまい、遠回りしていた…。
ご来光を拝みたい(=ベルティングを習得したい)方からすれば
「時間も体力も無駄にしてしまった…」と
大きなショックを受ける姿、みなさん目に浮かびますよね。
そしてD。七合目~八合目あたり。もう山頂まであと少し!
レッスンを継続し、自身の歌唱の悩みや問題点を一つ一つ解決しているレベル。
ここまで来たらベルティングも安定し、歌唱はかなり楽になってると思います。
登山でも酸素が薄くなったり、天候の急激な変化など、色々とあるように
正直、この地点までの道のり…辛いことも沢山あります。
初回レッスンでの大きな感動からすれば、地味な努力の連続。
ずっと同じ景色で正直、おもしろくないと感じることもあるかもしれません。
ですがそういった困難も含めて歌が好き!、歌が上手くなりたいんだ!
という強い気持ちを抱き続け、進み続けた人だけが
絶景を目にすることが出来るんだと、私は思います。
私は富士山に登ったことはありませんが、例えて言うなら
五合目からの景色(初回レッスン)は、本当に感動的でした。
山頂からご来光を拝めた時は、、、
もう言うまでもありませんよね!
なので皆さんにも、
「ホントにあの景色は言葉に出来ないぐらいの感動だよね!」
って事を知って欲しいし、それを多くの人たちと共有したいんです私。
話は戻り、お問い合わせについて…
やはりベルティングを自分のものとし、完全にマスターする為には
レッスンは1回だけで終わらせずに、継続していくことをお勧めします。
継続は力なり!
課題や問題があるという事は、
カラフルに色塗りできる『ぬりしろ』があるという事。
諦めずに、希望を持って進んで行きましょう!
困ったことがあれば、何でもご相談くださいね!
それでは!また♪
Be A Belter!
Aya
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