楽に高音を出す為の3つのこと【心理編】

こんにちは♪
ベルティングボイストレーナーのAyaです!

前回は、楽に高音を出す為の3つのポイントを
テクニック面に絞って書かせてもらいました。

 

今回は【心理編】ということで、これははっきり言って

 

超重要です!!!

 

出来れば、理解できるまで
ゆっくり、じっくり、何度でも読み返して欲しいと思います。

 

なぜなら、あなたが変われない理由も変われる秘密も
全てここにあるからです。

 

「あぁ〜はいはい。そういうことね」
と感じる限り、繰り返し読んでください。

 

『どれだけボイトレに通ってもなかなか上達できないのは、必要な技術が身についてないからだ。もっとあのテクニックを身につけないと…』

そう思っている人が世の中に何人いるでしょう?

 

地声の響きで高音域を楽に出す【ハリウッッド式ベルティング発声法】の要素の中で
前回の記事でお伝えした、テクニックが占める割合はほんの20%ほど。

あとの70〜80%は、実は「考え方」なんです。
今までの、歌うことに対する固定概念や先入観を捨て
”頭と喉の記憶の書き換え”を行っていくことがすっごく重要!

 

では具体的に、どういったことが大事なのか
1つずつ確認していきましょう。

 

何もしないこと

 

高い音を出そうとすると、
上を意識して…口角を上げて…など色んなことをしようとするけど
音が上がるということを特別扱いしないように!!
呼吸と同じような自然なことだと捉えてくださいね。

ddd

ベルティングを習得すると
”音が高い”という概念が無くなるんですよ。もうね、”高い”とか”低い”とかなくなるの!

私もスケール練習をしている時
ふと鍵盤見たら「え〜もうこんな音まで来てたの!?」
と 驚くことが多々あります。。。笑
そのくらい、”音が上がる”という感覚もどこかへ消えてしまいます。

 

去年、ロサンゼルスにボイトレ合宿に行った時
レイチェル・ローレンス先生のレッスンを受けることができました。
私のベルティングの師匠の師匠であり、
ボイストレーニング界の巨匠、セス・リッグス氏の元で14年もの間
公認トレーナーとして活躍されてた、めちゃくちゃスゴい方。。。

レイチェル先生とその右隣が私の師匠Chico先生、一緒に合宿に参加した仲間たち。あ、私一番右の人です♪どうも〜♪

そんな凄いボイストレーナーのレッスンって、
一体どんな事を教えてくれると思いますか?

 

 

「何かをしようとするのは止めなさい」

 

 

↑これです。

 

何か、日本にはまだ伝わってないような特別なテクニックを
伝授してくれるんだろうな〜って思ったでしょ?

 

この言葉は個人的に、ハッとさせられました。
そして、すごく突き刺さりました。

 

このことからも分かるように、
みなさんが、ずば抜けて歌が上手いという印象を持っている海外のシンガーは
実は何もしてないということ。
本来持っているありのままの自分の声と向き合って、受け入れて
それを正しい方法で磨いているだけなんです。

私たちが楽に高音を出せるようになる為には
何もする必要がないんですよね。
生まれたばかりの赤ちゃんのように、、、
身につけるものは、何ひとつ要りません。

 

気づくこと

 

普段の生活の中で、いかに私たちが楽に高音を出しているか?
このことに気付きましょう。
ヒントやお宝は、身の回りのあちらこちらに転がっているものです。
そのヒント・お宝の電波をキャッチする為のアンテナを立てておきます。

【何もしないこと】でお伝えしたように、私たちは
歌が上手になるには「〇〇しなきゃいけない」と色々な情報や理論を
詰め込みすぎているんです。
言わば、たくさんの石(情報)を体に担いでいる状態。
そんな状態だと、走ることはおろか
ゆっくり歩くことすらままならないですよね?

今までずっと私たちは、間違った方向へと頑張っていたけど
ベルティングってね、その担いでいる石を全て手放した先にあるんです。

 

信じること

 

「自分はベルティングができる!」
「高い音が出せる!」
「喉を引っ張ったり、力を入れたりしなくても地声の響きで高音が出せる!」

 

と自分を信じてあげる事です。

 

「この人、何だかめちゃくちゃ怪しいこと言ってるな〜胡散臭っ!」
「そんなんで高音が楽に出せるようになったら、誰も苦労せんわ!」

なーんて思ってます??

 

でもね、この目に見えない一見、不確かな力のおかげで
私は10年も悩み続けた高音の問題が、こんな短期間で解決できたんだと考えてます。

 

ここで一つ、体験談を。。。

私がベルティング発声を習得する過程で、常に行なっていたことがあります。
それは、ただひたすらにホイットニーヒューストンの
I will always love you「えんだぁ〜〜♪」を
あの豊かな響きで歌っている自分をイメージし続ける事。
毎日まいにち…とにかく想像するんです。
視覚や聴覚、あらゆる角度から描き続けました。

「高音は出せる」「ベルティングできる!」
と自分を信じることから取っていた行動なんでしょうね。

 

 

3つの中でこの【信じること】は一番大事

 

自分の中に1%でも「できないかも…」「出来るわけない」という種があると
その小さな小さな種はやがて芽を出し、ぐんぐんと茎が伸び
やがてあなたの中で大きな「できない花」を咲かせます。

心の底から100%「自分は出来る」と信じてあげましょう。
「できない」「無理だ」は0%に。

 

最後に、、、

 

自分の歌い方は根本から間違ってたんだ、という現実。
これを受け入れるの、正直しんどいですよね?
今まで時間をかけて積み上げてきたものは、一体何だったの?という挫折。

そこから目を逸らさず、自分を心から信頼し、まっすぐ向き合うことで
人は変わり、大きな成長を遂げることができるんです。

 

ベルティング(高音を楽に出す為)の要素で
テクニックよりもマインド(心・心理)が、はるかに多くの割合を占める理由が
お分り頂けましたか?

長年のボイストレーニングでずっと変われなかったのは
あなたに才能が無いからでも何でもありません。
この自身のマインドに、潜在意識レベルでアプローチすることが
歌声を180度変えるきっかけになるんです!

 

皆さんの高音の悩みが、少しでも解消されますように。。

 

ベルティングに関するご質問などはお気軽にお問い合わせください♪

 

 

 

それでは♪

 

 

Be A Belter!

Aya

 

 

*********************

Facebook:Aya Belter’s Studio

Instagram:aya.belters.studio