裏声ベースのミックスボイス
私の中での定義では、
『裏声の状態から声帯を閉じて響きを強くした声』
ベルティングを習得する直前の私は、完全にこのタイプでした。
(元々は、張り上げタイプだったけどね)
ミックスボイスと言えば、これだったんです。
よく「高音が伸びやかな、海外のシンガーは皆ミックスボイスを使っている」
こんな事を聞いたことある人も多いと思います。
でも
「裏声を強くしたやつ」「何だかんだ言ってもやっぱり裏声」
と、分かる人には分かるんですよね。
歌っている本人なんて、尚更。
特にロックやポップスが好きな人からしたら
ダイナミックな地声の響きと、裏声発声での軽い体の感覚、、、
このギャップに違和感を覚えてしまいますよね?
ジャニス・ジョプリンが好きで、
彼女のブルースやガンガンのロックをずっと聴いていた私も
出したい声と実際に自分の口から出ている声の
あまりの違いに、当時はすっごく苦しんでいました。
高音と地声へのイメージ
ちょっとだけ想像してみて下さい。
「高音×地声」
この組み合わせに対して、あなたはどんなイメージを持っていますか?
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イメージできましたか?
・力でどうにかしないとムリ!出せないよー
・できたとしてもそんなの危険じゃない?
・喉痛めてしまいそう…
・そもそも地声で高い音出すのは、やっちゃダメな事(って言われたし…)
・欧米人は、そういう骨格だから出せるんだよ。
・裏声の方が安全だしね。
きっとこんな感じじゃないでしょうか?
特に、これまでにボイトレを受けてミックスボイスを習ってきた人は
4つ目の「地声で高音=悪い事」
こんな風に思い込んでいる人が多いように感じます。
曲中のサビ(自分が出しにくいと感じる箇所)に近づくと
怯えるというか、後ろめたくなるというか…エネルギーを抑えこんでしまうんです。
「あ、確かに。私もそうだ!」
そんな人へ、、、
今すぐその思い込み、捨ててください!
捨ててしまって大丈夫。
むしろ捨ててしまった方が、あなたが出したい声に近づけます。
裏声ミックスだった私が、ベルトの感覚を掴んだ時に
自分の中で起こした一番大きな変化は
「地声で歌ってもいいんだと、自分自身に許可を出した事」
テクニック的な面ももちろん調整はしましたが
当時、Chico先生が言ってくれた言葉でとても印象深かったのは
「最初は喉が締まる状態でもいいから、怖がらずに地声で歌っていこう!」
というもの。
地声=悪という先入観を持っていた私は
「え?マジで?いいの!?」ってやっぱり感じましたよ。
「けどまぁ先生良いって言ってくれてるし、じゃあ遠慮なく地声でいってみよう」と。
許可と勇気を出してみたんです。
そしたらね、喉に力みは残りつつもすごく懐かしい感覚が蘇ってきて、、
それが、めちゃくちゃ気持ちいいの!
歌ってる!声出してる!生きている!私、ちゃんとここにしっかりと立っている!
こんな、色んなポジティブな感情がグルグル回ってました。
もう一度言いますね。
地声で歌っていいんです。
「地声はダメ」この思い込みは今日限りで取っ払って下さいね。
喉の力みは、きちんとトレーニングすれば取り除けます。
そして本来、あなたが持っているあなたらしい声を取り戻してあげましょう。
飾らない、あなたらしい声とはまさにベルティングボイスです。
裏声ミックスから抜け出したい!やっぱり地声で歌いたい!
そんな方はぜひベルティングのレッスンでお待ちしています!
同じ悩みを持っているたくさんの人と、私の方がぜひお話ししてみたいなぁ。
今週末の大分帰省。
早めに荷造りしよう!と意気込むも、
キャリーケースを出したところでやる気が起こらず、中断。いつもこのパターン…。
こういう時練習の時のあの集中力ややる気は、
一体どこに行ってるんだろう?と不思議で不思議で仕方ないです、、
それでは!!
Be A Belter!
Aya
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