ショック!声帯の優先順位は最後!だからこそ…

さて4月も半ばにさしかかり、、、
すっかり暖かくなり、もうアウターなしで大丈夫!と思ってたら
急に寒さが舞い戻ってきて「さむっ!」てなったり、、、
体調管理が難しいこの時期…皆さん体調崩されてないですか?

 

さて今日は喉について、です。

 

喉ってかなーりデリケートな部分で
少しでも負担をかけすぎる使い方をしたり
ケアを怠るとすぐに悲鳴を上げる場所でもあります。
絵に描いたように、一瞬のスキを突いてくる感じ。
だからこそ、そのスキを作らないように
シンガーである私たちは、常日頃からのケアが大事になってきます。

 

じゃあ具体的に、どんなケアをどういう風にしたらよいの?
というわけなんですが、、、

 

Aya式喉ケア方法をご紹介します!

 

まず一つ目は、何といっても「保湿」です。潤してあげること。
声のスタートラインである声帯って、実は
人間の体の中でも、重要度は一番下なんです。
体の70%は水分なのは、多くの方が知っていると思いますが
人が体内に水分を取り込んだら、まずは内臓などの主要な部分に行き渡ります。
そうやって優先順位の高い場所から順に…最後の最後でやっと
声帯は水分を恵んでもらえます。

 

なので「水分取り過ぎじゃない?」というぐらい飲んでようやく
声帯にとっては丁度よい感じで潤わされるんですね。

 

声出している間は、これでもか!というぐらい
水を飲んであげましょう。

ただし、キンキンに冷えた水…ダメです。
皆さんが寒いと感じた時、身体中にギュッと力が入りますよね?
あれと同じことが起こります。
喉に力が入った状態では、伸びのある高音は出せませんから、、、

 

逆に熱い飲み物…それもダメです。
火傷=炎症を起こす恐れがあります。

 

よって喉に良いのは常温のもの。
喉を潤すという観点では、アルコール以外なら
ジュースとかでもOKという人もいますが
私はやはり「水」をおススメします。

 

次に、準備・ウォーミングアップをする事。
最初にも書きましたが、喉って非常にデリケート、、、
いきなり全速力で走ろうとすると、確実にケガします。
世界で活躍するアスリートでも、試合の前には
ストレッチして身体を伸ばしたりすることから始めますよね?

それと同じで、歌う前には必ずリップトリル・スケール練習といった
準備運動から始めましょう。そうする事で
最大限のパフォーマンスを発揮することができます!

 

3つ目、、、とにかく寝ること!
ベルティングは凄くパワーを使います。そんな中で
十分な睡眠を取らず、体力が回復していない状態でベルトは出来ません。

ちなみに私は毎日8時間睡眠です。
次の日に「寝不足で声出ない~」ってなるのが嫌だからです。
練習の時でさえも、いいコンディションで臨みたいですもんね。

 

 

最後に、『自分』を受け入れる。自己肯定力を身につける。
皆さんは、自分の歌や声って好きですか?
憧れのシンガーがいるのは、自己の成長の為にもすごく良い事なんですが
あまりにその憧れにとらわれ過ぎて、「自分はまだまだダメだ」などと
自分を認められずにいると、やはりもろに歌に出てきます。
(これは私が最近、特に感じる事で。。。)
ストレスが溜まりすぎると、声を出す活力さえ無くなってしまいますから。

 

はっきり言って、あなたはアリアナ・グランデやブルーノ・マーズにはなれません。
同時に彼らも、あなたにはなれません。
自分を受け入れて、そのままの自分の声や歌を楽しんでください♪

 

 

ベルティングボイスは声帯のコンディションの善し悪しが
大きく影響するので、常日頃のケアが本当に大事。

 

上に挙げたケア方法自体は、シンプルなものばかり。
だけど「継続する」という事の方が、実は難しかったりします。
いつもベストな状態でパフォーマンス出来るよう(後悔しないよう)
しっかりと日々のケアを行っていきたいですね。

 

 

Aya